教育を通じて「未来」をつくる
~名鉄学園の柔軟な歩みは、未来を解くカギになる
学校法人名鉄学園は名鉄グループの一員として、教育における重要な役割を担っています。杜若高等学校、名鉄学園幼稚園、名鉄自動車学校、名鉄自動車専門学校を運営しており、未就学児教育から高等教育、専修学校、各種学校とここまで幅広い種類の学校を運営している法人はめずらしいかもしれません。この多様さは日本社会の歩みそのものを表しています。1960年前後のモータリゼーションにより自動車教習所と整備士のニーズが高まり、70年代には郊外に居を構えた人々の子供を育成する幼稚園が求められ、大学への進学準備や就職に向けての技能を習得させる高校が必要になりました。このような時代の変遷に向き合って、地域に求められる学校を名鉄学園は誕生させてきました。
では、少子化が進む今、私たちに何が求められているのでしょうか?その答えを名鉄学園はすでに方向づけしています。それは一人ひとり異なる魅力的な個性を発見し伸ばしていくことです。大量生産型の時代はとうに終わり、これからの日本社会を切り拓き、世界に通用する人間になるには、自分で解決できる主体性と思いやりや自信を持てる人間性が問われます。名鉄学園のそれぞれの学校では、このような未来の人材を育てる試みがすでに始動しています。名鉄学園の役割も単に生徒に「教える」のでなく、未来の社会・日本・世界に貢献できる事業といえるでしょう。
専務理事岩城 史憲